JavaScript入門講座

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データ型について

データ型とは数値や文字列などのデータの種類のことです。JavaScriptではC言語やVisualBasicなどのように変数を宣言する際に型も一緒に宣言する必要はありません。JavaScriptでは以下のようなコードでもエラーとなりません。


var x;
x = 1;
x = "Hello JavaScript World";
						

データ型の種類

JavaScriptのデータ型は基本型と参照型の2種類に分類することができます。基本型の変数には値をそのまま代入することができますが、参照型の変数、例えば配列型はインデックス番号を指定して代入する必要があります。

データ型名称格納できるデータ
数値number整数(8進数、10進数、16進数)、浮動小数点
文字stringシングルコーテーション[']または、ダブルコーテーション["]で囲まれた文字や数字
論理booleantrue(真)、false(偽)
特殊null/undefined未定義。何も設定されていない状態。
配列arrayデータの集合(各要素にはインデックス番号を指定して参照できる)
オブジェクトobjectデータの集合(各要素には名前を指定して参照できる)

データ型の検査

JavaScriptのデータ型はtypeof演算子を利用することにより検査することができます。


var num = 1;

alert(typeof(num));			//number

var str = 'JavaScript';
alert(typeof(str));			//string

var arr = ['JavaScript','PHP',"Perl"];
alert(typeof(arr));			//object

var obj = [];
obj.name = 'abcde';
alert(typeof(obj));			//object

var ret = true;
alert(typeof(ret));			//boolean

var undef = undefined;
alert(typeof(undef));			//undefined