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selectオブジェクト

selectオブジェクトは、フォームのセレクトボックスに関する情報をJavaScriptのオブジェクトとして取り扱います。

セレクトボックスの要素を取得する方法

セレクトボックスの各要素を取得する方法は、まず、selectタグのname属性に名前を指定します。次にセレクトボックス内の各要素(optionタグ)にも同様にname属性に名前を指定することにより以下の構文にて個々のオプションを取得することが可能となります。


   document.フォーム名.selectオブジェクト名.options[index番号].value
							

同一グループのselectオブジェクトの数はlengthプロパティにより取得できるのでセレクトボックスの状態を全て確認する場合は、lengthプロパティにより数を取得してfor文を使用して順次取得します。


   document.フォーム名.セレクトボックス名.options.length
							

以下のサンプルはフォーム内のセレクトボックスで選択されている値をメッセージボックスに表示しています。


<html>
<head>
<title>JavaScript select</title>
<script type="text/javascript">
function dispType(){
 
	var f = document.fm.type;
 
	for(var i = 0 ; i < f.options.length ; i++){
		if(f.options[i].selected){
			alert('選択した血液型:' + f.options[i].value );
		}
	}
}
</script>
</head>
<body>
<form name="fm">
血液型を選択してください
<select name="type">
<option value="A型">A型</option>
<option value="B型">B型</option>
<option value="O型">O型</option>
<option value="AB型">AB型</option>
</select>
<input type="button" value="確認" onclick="dispType()">
</form>
</body>
</html>				
							

プロパティの設定方法


   document.フォーム名.セレクトボックス名[index番号].property
							

以下はselectオブジェクトのプロパティの一覧です。

selectオブジェクトプロパティ一覧
プロパティ名
lengthオブジェクトの数
nameオブジェクト名
optionsオプション項目
selectedIndex選択されている項目
typeオブジェクトのタイプ
defaultSelectedデフォルトで選択されている項目
index項目の位置
selected選択されている状態
valueオブジェクト内の値

メソッドの設定方法


   document.フォーム名.セレクトボックス名.method()
							

以下はselectオブジェクトのメソッドの一覧です。

selectメソッド一覧
メソッド名機能
click()クリック
toString()オブジェクトを文字列に変える
blur()フォーカスを移動する
focus()フォーカスを与える
valueOf()オブジェクトの値を返す
handeleEvent()イベント取扱者を特定する
toSource()オブジェクトの値を文字列で返す
関連メンバ内容
Textテキストボックス
Textareaテキストエリア
Checkboxチェックボックス
Radioラジオボタン
Buttomボタン
Submit送信ボタン
Resetリセットボタン
Hidden隠しフィールド
Passwordパスワード入力ボックス
Fileファイル選択ボックス